仔猫のあくび

転院先での面談　[父の病気] [編集]

午後２時の約束に合わせて、母と猫夜叉と共に転院先のソーシャルワーカーを訪ねた。
急な長い坂道の先にあるその病院は、開院当時は小さい病院だったのを、
別棟を次々に増築して、まるで迷路のようになってしまった病院である。

受付のある管理棟に入った瞬間・・・「せまっ（汗）」と思った。
ここが開院当時そのままの棟なのだが、一般の医院の待合室と変わらないように見える。

「相談室が使用中なので、こちらでお話しましょう」と言うソーシャルワーカーの案内で、
隣の棟にある「売店・レストラン」へ行ったが、通路も狭いし、天井も低い。
帰るとき、迷わずに受付まで出てこれるかどうか・・・心配になった。。。

し・・・・しかし、一番勘弁して欲しいと思ったのは、「レストラン」から漂う”美味しそうな匂い”・・・・
猫夜叉も仔猫もお腹が空いていたので、その匂いだけで集中力ゼロになりそうだった。。。
こんな事なら、ちゃんとお昼ご飯を食べて来れば良かったよぉぉぉ（涙）
だってぇぇ～～～っ！出掛ける時は、お腹空いてなかったんだもん..............( ＿ ＿)σ イジイジ

容赦なく話は始まる・・・・。
現在父が入院している病院は、市内４大病院と呼ばれている所で、
急性期の患者さんが入る所である。
つまり、救急車で運ばれる場合が多く、病状が安定すれば、即「療養型の病院」へ転院か、
通院治療と言う事になる。

ここはその「療養型の病院」で、まずここでの急性期の患者さんが入る一般病棟で検査等をして、
その後、脳梗塞を起こして３ヶ月未満の患者さんや、
回復リハビリテーションが必要な患者さんが入る病棟で、最長１８０日の入院期間を過ごして貰う。

この病棟は、「脳梗塞を起こして３ヶ月」を一日でも過ぎれば入りにくくなる病棟らしく、
父の場合は９月４日発症なので、まだ間に合う・・・と言う事になる。

思えば、もうすぐ３ヶ月なのだ。。。

仕事も家事もこなしつつ、父中心の日常生活になって、もう３ヶ月になるのだ。。。
と考えつつも、「『一日でも』ってケチくさい事ゆうて・・・一日ぐらいええやんか」と思っていた。

入院に必要な物、問診表など、記入して持ってくる物などの説明を受け、
一人が退院したら一人入れるといった感じである為、転院の日時は前日のお昼頃に連絡。
という事で了承して欲しいと言われた。

父に託された期間は１８０日・・・
それが過ぎれば、否応なしに退院させられると言う事になる。
その間に、血糖値の安定を図らなければならない。

今父は、看護師さんに配って貰っていた薬を、自分で袋から選んできちんと呑む練習と、
インスリン注射を自分でする練習をしている。

父の転院のメドが付いて、心なしか看護師さんが皆優しくなった気がするんですけど・・・・。